経営戦略セミナー「なぜ、日赤は急成長したか」
2015年 7月 15日
7月2日(木)にRAKO華乃井ホテルに於いて
経営戦略セミナーを開催しました。
今回は「なぜ、日赤は急成長したのか」~職員の活力が病院を変える~と題して
諏訪赤十字病院の名誉院長・顧問である小口壽夫先生に御講演していただきました。
(会場は満席)
小口先生は県立木曽、須坂の2病院で院長に就任し、改革により病院を再建した後、
2005年に諏訪赤十字病院の院長として就任されました。
当時の諏訪日赤は全国の92ある日赤でもワースト5という危機的状況でした。
経営状況が悪いとその内部にも問題点が山積だったとのこと。
物事がなかなか決まらない、患者中心の医療が実践できていない、
地域からの信頼がない、職員に元気がないと。
そこで小口先生はまず職員の意識改革に取り組むことに。
そして成果が出始めると次第に自信がつき、職員は明るさを取り戻す。
就任当時には、意思決定はトップダウンでスピード感を重視。
様々な取り組みにより、業績も徐々に回復し黒字転換へ。
活気ある病院へ変わることで地域での信頼も回復する。
(「心」日赤での8年間の功績が綴られた本)
小口先生が心がけてきたことは、職員の心をいかにつかむかで、
成功することで信頼を得る、自信をつけさせること。
それには一番大事なことは心(情熱)だと。
更に、リーダーの条件として二面性を持ってそれをうまく使い分けることが必要だと。
先生のお話もとてもわかりやすく、大変好評なセミナーでした。
(長野日報の記事より)